■新型「エブリイ」「エブリイワゴン」登場! 何が変わった?
スズキは、軽商用バン「エブリイ」と軽ワゴン「エブリイワゴン」の改良モデルを2024年2月27日に発売しました。
現行型エブリイは2015年に登場した6代目。スクエアなデザインによる効率的なパッケージングを採用し、当時としてクラストップの荷室サイズを誇ったほか、低燃費性能や「レーダーブレーキサポート」による安全性の高さなど、「広さ」「低燃費」「使いやすさ」に配慮したモデルとして支持されています。
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そして、今回の一部改良ではCVT(自動無段変速機)を新設定。エブリイは「PA」を除く各グレード、エブリイワゴンは全グレードに設定され、従来の5速AGS(オートギアシフト)や4速ATに比べて燃費性能や静粛性を高めました(一部グレードでは4ATや5速MTを設定)。
このCVT車に、使用状況や路面状況に応じて「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」の3つのモードが選択可能な電子制御式4WDに加え、ぬかるみ脱出アシストを採用。利便性を向上させました。
なお、この一部改良にともない、AGSモデルは廃止されています。
さらにエブリイは、エンジンラインナップを変更。これまで自然吸気エンジンのみでしたが、ターボエンジン搭載の「JOIN ターボ」が新たに設定されました。
加えて、運転席シートヒーターや助手席シートバックテーブル、キーレスプッシュスタートシステムや後席両側スライドドアクローザーなどを採用し、快適性を向上。
スズキ セーフティ サポートを全車標準装備(バン「PA」グレードには非装着車を設定)としたほか、LEDヘッドランプを採用し、安全機能も充実させます。
乗用ワゴンのエブリイワゴンは内外装を変更。LEDヘッドランプ、LEDサイドターンランプ付ドアミラー(リモート格納機能付)、助手席シートバックテーブル、本革巻ステアリングホイールを全車標準装備としました。
このほか車体色には、新たに「デニムブルーメタリック」と「モスグレーメタリック」を設定しています。
一部改良とはいえ、多くの点が進化した新型エブリイに関して、SNSではさまざまな反響がありました。
多かったのはトランスミッションに関する投稿で、「おおーエブリイもCVTに!」「エブリィにCVTが! エブリィの弱点だった4ATが改善された」と、燃費性能や静粛性が高いCVT設定を歓迎するものが見受けられます。
一方で、「エブリイって5AGS無くなったの?」「スズキはAGSをあきらめたのでしょうか?」「新しいエブリイ、5AGSがいらない子にされてCVTになってる…」といったコメントも。
AGSとはMTとATのいいとこどりしたトランスミッションで、MTをベースとしながら自動変速モードが備わり、ATのような運転が可能でした。トランスミッションのラインナップ見直しによって今回廃止となりましたが、それを惜しむ人もいました。
ほかにも、「エブリイのラインナップにターボ復活…!」「エブリイこのタイミングでJOINターボ復活は熱すぎる」と、2022年の一部改良でラインナップから落ちた「JOIN ターボ」の復活を喜ぶ人がいる一方、「4ナンバーのターボ復活はいいんですが「MT」の設定がないのはどういうことですか?」「JOINターボにMTない…解散」と、このグレードにだけ5速MTが設定されずCVTのみという点に悲しみの声が寄せられました。
※ ※ ※
価格(消費税込)は、新型エブリイが119万7900円から181万9400円、新型エブリイワゴンが183万8100円から208万3400円です。
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